いつのまにか、
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 彼の世界は異次元で、彼の世界を覗いてみたいと思った 

最近よく付き纏ううえ、今だにブレザー派のキミと叫ばれては鬱陶しくてたまらない。いい加減にやめてくれと言うと、「じゃあ名前はなんていうの?」と言われ、戸惑った。言いたくない、絶対に。「じゃあ、好きに呼ぶからね」と、人差し指に髪をくるくると絡めながらこう言った。「Mr.ブレザー!」


……ブレザー派だと言い間違えただけでこんなにも怨まれるとは思っていなかった。空気と話題を掛けようと話を別件へと移す。今日の彼は珍しく眼鏡を掛けていた。しかしよく見ると伊達眼鏡だった。彼曰く、オシャレ、らしい。(奴にはネーミングセンスがないを知る。)



3 僕と彼と偽装インテリ伊達眼鏡


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 また彼に近付いた気がした 


一昨日のファーストコンタクトがああだったのもあって、今日は僕に変なあだ名がついたことを知った。彼に出会った先々で「ブレザー派のキミ」と大きな声で手を振ってくるのだ。そんな名前で呼ばれては他人の振りもしたくなる。そして今、「あ、ブレザー派のキミ!」……また会ってしまった。なんてついてない日なんだ。「聞いてる?聞こえる?」周りの視線が痛いのと、イラつきの限界もあって無視をすると彼は後をついてきた。気付かれないように後ろをちらりと覗けば「どこに行くの?」と能天気な声をあげるので余計にイラッときた。



2. 僕と彼と鬼ごっこ

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 僕の心は置き去りのまま 

今日は声を掛けられた。例の彼に。校内にある図書館、宇宙・天体コーナーにて、「ねえキミ。そう、そこのキミ」と。そしてこう宣うのだ。「キミはやっぱりセーラー派?」……その美しきかんばせに不似合いな単語に驚いて、セーラー派なのにも関わらずブレザー派だと言ってしまった。(ちなみに本校はブレザーが指定だ)すると彼はその答えを不満に思ったのか「そっか」と軽い返事をしてゆるりとその場を去っていった。「また会おうね」とだけ言い残して。貸し出しの手続きも取らずに勝手に本を持っていかないでくださーい!と真面目そうな図書委員の女生徒が叫んだ。ちなみに彼女もブレザーだ。



1. 僕と彼とセーラー服


 僕と彼のエトセトラ  comments(0) -
 美しきひとよ、こんにちは 

今日は校内で彼を見掛けた。そういう趣味ではないが、男の自分からみてもそのかんばせは整っているとおもう。彼のその独特な雰囲気は花が恥らうような白馬の王子様ではなく、孤高で艶やかな俺様タイプでもない。敢えていうならセラミックのような冷たい無機質な感じだ。偏屈な性格だとはきいていたけれどとてもそうには見えなかった。そういえば随分前にクラスメイトの女子が泣きながら教室に駆け込んできたような気がする。(それで慰める羽目になったことは忘れない)断られたらしい。「すきなひとがいるから」と。僕は係りの仕事であるため放課後の教室でひとり、日誌の記述のために今日一日を思い出していると勢いよく廊下を走る女子の靴音がよく響いていた。今日もまた誰かが振られたらしい。




0. 僕と彼と不協和音


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